床材には様々な種類があり、インテリアの印象に大きな影響を与えるほか、床材の選び方によって生活スタイルも変わります。
床の張り替えを行う場合、まずはリビングや寝室など場所に適した床材かを確認しましょう。
素足で歩いたり床の上に座る部屋ならば、肌触りがよく衝撃を吸収してくれる床材がおすすめです。
また、マンションに住んでいる場合は遮音性を重視した床の張り替えを行うと、生活音を気にせず快適に過ごせます。
床材として多く用いられるフローリングは、リビングや洋室に適した木質系の床です。
一枚の板ではなく、板と板を組み合わせることで床を覆うタイプで、
木目の優しくナチュラルな質感が楽しめます。光沢が美しく、上にカーペットやラグを置いて使える汎用性の高さも魅力です。
天然木から切り出した木を板に加工した無垢フローリングは、一般的な複合フローリングと比較して高値ですが、
自然素材ならではの柔らかな風合いや優しい肌ざわりで人気です。
メリットとしては、手触りに温かみがあり実際に断熱性が高いことにあります。
木は調湿機能に優れるので、部屋の湿度が高い時は湿気を吸収し、反対に部屋が乾燥している時は内部の湿気を放出して部屋の湿度を調節してくれます。
天然素材なので、化学物質の影響によるアトピーやアレルギーになる心配もありません。
経年劣化により風合いが変化して味わい深さが出るため、長く使い続けることができます。
ただし、自然素材のためメンテナンスは注意が必要です。