しっかりと建てられた家でも経年劣化は避けられず、リフォームが必要になります。
その際に注意したいのが床の張り替えの際に行われるコーキング処理です。
コーキングは床の張り替えを行った際に生じた隙間を埋めるために行う行程です。
きっちりと寸法を計測して床板をはめ込んでいくので、通常は必要のない工程のはずですが、
リフォームの場合は壁の状態などの関係でどうしても隙間ができてしまうことがあります。
隙間が空いたままだとそこから水が入り込んだりして内部から痛む原因となるので、隙間を埋めてしまって処理をします。
これはやむを得ないことなので、工務店の方でも説明をしてくれるはずです。
問題となるのは寸法の計測がいい加減で、空いてしまった隙間を全てコーキングでごまかす業者がいることです。
基本的に隙間を埋めるための処理方法なので、耐久性などはほとんどありません。
あちこちでこの処理が行われている状態だと床板がしっかりと固定されていない形になるので、いつ崩壊するかわかりません。
完成後にこういった状況が見られた場合は工務店に連絡してやり直してもらうことをおすすめします。
本来なら本当にわずかな個所に施せばいいはずなので、場合によっては違う工務店にお願いすることも検討しなければなりません。
お金も余分にかかり、不便な生活を強いられることになりますが、いい加減な工事のまま放っておくと大惨事につながりかねないので、
しっかりとした工事をやってもらった方が良いです。