壁紙張り替える際には、古い壁紙を剥がした後にすぐに新しい壁紙を貼るのではなく、その前に下地処理と呼ばれる作業を行う必要があります。
古い壁紙を剥がすときに、綺麗にはがれないで部分的に壁紙が残ってしまったり、凸凹の状態になっていたりすることがあります。
そのような状態で上から無理やり新しい壁紙を貼ろうとすると、糊の付きが悪くなったり、
凸凹がそのまま新しい壁紙にも出てきてしまったりして、綺麗に仕上げることができません。
下地処理というのは、このような凸凹をなくして、平らな状態にすることを言います。
下地処理の方法は、下地修正パテを購入し、それを凸凹のある部分に塗っていきます。
パテ塗りの作業に入る前に、できる限り凸凹した部分をカッターやハサミでカットしておきましょう。
パテを作ったら、薄くへらで伸ばしながら、平らになるように意識しながら塗っていきます。
パテ塗りのコツは、やや多めに塗っていくことです。厚みができてしまうと、その部分が逆に凸凹してしまうのではないかと心配になるかもしれませんが、
最後に紙やすりで平らにならしていくので大丈夫です。紙やすりでならすと、糊の食いつきが良くなるというメリットもあります。
このような壁紙張り替えの前に、下地を作っていく作業は、職人さんでも5年、10年の修行が必要だと言われているので、
素人には少しハードルが高く感じるかもしれませんが、この作業を行うのと、行わないのとでは仕上がりが大きく変わってきます。
ただし、凸凹がなく綺麗に古い壁紙を剥がすことができた場合は、下地を作る必要はありません。