賃貸住宅の場合は退去する時に賃借人は原状を回復する義務があります。
通常オーナーは敷金で原状回復費用を賄いますが、原状回復とは普通に生活していて生じた汚れは該当しないので、
通常損耗や経年劣化による汚れのは自らお金をかけてリフォームしなければなりません。
部屋の中で汚れやすくリフォームが必要となるのがクロスです。クロスの経年劣化は避けられず
、日焼けによる変色や電化製品を使用した時にできる黒ずみなども通常損耗と見なされて費用はオーナー負担となります。
また、賃貸人が負担すべき汚れであっても経年劣化分は差し引く必要があります。
では、できるだけ費用をかけずにクロス張り替えするにはどうすれば良いのでしょうか。
クロス張り替えコストを抑えるためには複数の業者に見積りを依頼して業者を慎重に選ぶことが大切です。
クロス張り替えの価格はメートル単価で計算される場合と平米単価で計算される場合がありますが、費用の比較は単価ではなく総額で判断しましょう。
単価に養生費用や下地処理費用などの作業費が含まれていたりいなかったりするからです。
また、業者の信頼性を判断することも大切です。
利益重視でクロス張り替えしないで汚れを落とせば良い部分でも張り替えを勧める業者、不必要にグレードの高い素材を勧める業者も存在します。
疑問点や不安点は遠慮しないで質問し、賃貸住宅のオーナーがリフォームの費用を抑えるためにどうしたら良いか提案を求めましょう。
快く答えてくれるか、提案を積極的にしてくれるかで信頼性を見極めることができます。
その意味でも複数の業者に依頼して比較することがコストの削減に繋がります。